更年期障害に良い成分として一般的に知られているのがサポニンです。
サポニンといえば、高麗人参や田七人参を始めとするいくつかの食品に含まれていますが、古来より漢方や生薬の配合成分として好まれていました。
女性に良い成分として有名で、特に女性の冷え性や更年期障害の不調などに効果をもたらすともいわれてます。
また、それ以外にも血糖値を下げたり、コレステロールを下げるなどの効果もあるので、加齢による体調の悪化や疾病などを防ぐことにも繋がります。
そして、血行促進なども効果も高いので、冷え性や血行不良などによる新陳代謝の悪化などにも良い効果をもたらします。
目次
サポニンが含まれているサプリの選び方
サポニンには、中高年の女性におすすめしたいポイントがいくつもあります。
しかし、せっかく良い成分でも選び方によっては悪いサプリメントを選んでしまうかもしれないので、次のような点に注意しましょう。
【成分の質が良いものか】を確認する
サポニンのサプリメントは、もととなる高麗人参や田七人参の種類によってその質が大きく変わってきます。
高麗人参に関して言えば、最も効果が高いと考えられるのは、6年根という高麗人参から摂られたサポニンで、高濃度で高栄養成分が含まれています。
これを主原料とするサプリは基本的には高級ですが、高い効果が期待できます。もう一つは、6年根ほどではありませんが、紅参も良い種類の高麗人参です。
そのため、栄養素がより豊富になります。このように、原料となる高麗人参をチェックして、その違いを確認することが大切です。
田七人参は、高麗人参よりもサポニンの量が豊富に含まれていることで有名です。その分、料金が高くなる点には気を付けなければいけません。
【形状や味】は継続しやすいものかどうか
高麗人参はややクセがある食べ物なので、人によってはこのサプリメントが口に合わない場合があります。
そのため、カプセルや細粒、ドリンクなど、それぞれ飲みやすいものがありますので、自分にあったものを選ぶことが大切です。
案外軽視されがちですが、サプリメントは毎日継続して飲むことで効果が表れるものなので、少しでも嫌悪感があれば毎日飲むという行為がストレスになってしまいます。
【サポニン以外の成分】は含まれているか?
サポニンだけではなく、他にどのような成分が含まれているかということも確認しておきましょう。
サポニンは、もちろん更年期障害の方の体に良い成分であることは確かなのですが、サポニンだけでは不十分です。
そのため、できれば他の成分も同時に含まれたサプリメントをおすすめします。
もしサポニンがメインとなるサプリメントである場合は、他のサプリメントも同時に摂取して、バランスをたもつようにしましょう。
サポニンは更年期のどんな症状に効果がある?
では、具体的にサポニンは更年期のどんな症状に効果があるのでしょうか?
更年期の症状は幅が広いので、自身の症状に合わせてサポニンを摂取するか考える必要があります。
自律神経の乱れを改善する
更年期障害にありがちな交感神経と副交感神経のバランスの乱れによいのがサポニンです。
この乱れによりホットフラッシュがおこるのですが、このような発汗、ほてり、のぼせなどの典型的な症状を改善してくれます。
自律神経のバランスが乱れることでホットフラッシュを始めとした多くの症状を引き起こします。
肥満の予防・改善
先にお話しました女性ホルモンの減少は、新陳代謝を悪くして、老廃物の排出を妨げます。これによって太りやすい体質となってしまいます。
これが中高年以降、体重増加や肥満が生じやすくなる原因です。
これに良いのがサポニンの血行促進の効果です。そしてサポニンは脂肪の吸収を抑制する効果もあります。
血流の改善
これは中高年の冷え性予防などにも繋がり、さらには肩こりや自律神経失調症などにも効果的です。
サポニンには、血液の中には血液を凝固させる効果があります。これが、血流を促進につながります。
サポニンを多く含む食品・漢方
サポニンをたくさん含んでいる食品としては、ごぼう、大豆、人参などがあります。水溶性、油溶性の両方の性質をもっている珍しい成分です。
最近は、ニンジン茶など、サポニンを調合したお茶などもあるのですが、最もたくさん含んでいるのは、やはりサポニン入りのサプリメントです。
「高麗人参」と「田七人参」
なかでもサポニンが多い食品としては、高麗人参と田七人参があります。
先ほどお話しましたように、高麗人参・田七人参の中でもいろいろな種類があるので、サポニンが多いものもあれば少ないものもあります。
そしてサポニンには、アンチエイジング、コレステロールの低下、美肌などさまざまな効果があることから、高麗人参・田七人参が含まれているサプリは女性に人気です。
大豆製品
最近は、大豆にもサポニンがたくさん含まれていることから、更年期障害の女性向けのサプリメントとしても注目されています。
大豆製品のなかでは、高野豆腐などにたくさん含まれています。それ以外では、豆腐、油揚げ、納豆、おからなどの大豆製品にも含まれています。
大豆製品には、イソフラボンというもう一つの女性に良い成分が含まれているので、女性の更年期障害にはおすすめの食べ物です。
漢方
漢方としては、高麗人参、田七人参、朝鮮人参、竹節人参などを主原料とする漢方にたくさんふくまれています。
これらの人参の種類によって、多少効果効能なども違うので、飲むときは注意しましょう。
そして漢方は、必ずしも日本人の体に合うとは限らず、種類によっては強く反応が出たり、全く効果がないものなどもあります。
そのため、漢方を飲むときは、漢方医にアドバイスを得たうえで摂取するようにしましょう。
サポニンを摂取する際は摂取量に注意しよう
サポニンを摂取る際の注意点としては、摂取量を気をつけるということです。
サポニンは健康維持や病気の予防に良いと言われる有効な成分なのですが、多量にのむことはあまりおすすめしません。
食事摂取基準としては、特に明確な上限があるわけではありませんが、食物から摂取する場合でも高麗人参などであれば、あまり急に食べないほうが良いでしょう。
大豆製品の場合も同様です。大豆製品は、健康によいとは言われますが、一部では女性ホルモンに影響が強いので、食べすぎると逆効果をもたらすことなども言われています。
本来は、大豆・大豆製品はサポニン以外にもたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含む栄養バランスの良い食品ですので、それほど心配には及びません。
高麗人参や田七人参など、特定の食品を取った日は、サプリは飲まずにおくほうが無難です。また漢方なども同様で、かなり強い効果があるので、用心しましょう。
ごぼうは食事から摂取できますが、ごぼう茶は利尿作用がたかいので、こちらも飲みすぎには注意が必要です。
もう一つサポニンが多いことで人気のアマチャヅルには、神経を抑制させる成分が含まれています。
このようなハーブも適量を越すと、副作用が出る場合があるとも言われますので、量には注意が必要です。
特に、ご高齢の方や妊娠中の方は、稀に気分が悪くなることもありますので、十分な注意が必要です。
中高年世代の更年期障害が気になる方の場合も同様で、ホルモンバランスが乱れ、ナイーブな状態にありますので、細心の注意を払い、必要に応じて医師の判断のもとサプリや漢方を摂るようにしましょう。
人気のあるサポニンサプリを比較しました
どちらもネットで人気のある更年期サプリです。あらゆる角度から比較してみましょう。
高麗美人 | 白井田七 | |
主成分 | 高麗人参 | 田七人参 |
主成分の質 | 6年根の紅参のみ使用 | 有機JAS認証の田七人参を使用 |
サポニン量(1日あたり) | 3.54mg | 95mg |
他の成分 | サポート成分98種類・アミノ酸18種類 | フラボノイド・ギャバ・アミノ酸・ビタミン・ミネラル |
1日の目安 | 2粒 | 4粒 |
通常価格 | 3,024円 | 7,128円 |
定期価格:初回 | 2,721円 | 2,178円 |
定期価格:2回目以降 | 2,721円 | 5,703円 |
返品保障 | 30日間 | 15日間 |
詳細 | 口コミを見る | 口コミを見る |
料金・飲みやすさの面から言うと、高麗美人に軍配が上がります。初めてサポニンを含んだ更年期サプリを飲む方にオススメです。
サポニンの量を重視するのなら白井田七です。他の更年期サプリを飲んだことがあるけど、効果が出なかった方にオススメです。