女性は40代になると女性ホルモンが極端に減少してしまうため、更年期障害といった体の様々な部分で慢性的な障害が出やすくなってしまいます。
そのため、女性の更年期障害に対しての様々な薬やサプリメントなどがあり、更年期障害に悩まされている40～50代の女性は利用している方も多いかと思います。
そこでこちらでは、更年期の症状に対するホットヨガの効果とその注意点について紹介していきます。
目次
更年期の症状にホットヨガは効果的？
そもそも更年期の症状にホットヨガは効果的なのでしょうか？
ホットヨガは室温が35～39度前後、湿度60%前後という一般のヨガとは違い、かなり室温と湿度が高い状態でヨガエクササイズを行います。
そして、ホットヨガの効果はリラックス効果や血流を改善させる効果など、様々な効果があるため更年期の症状にも効果的となっています。
これらをもう少し詳しく解説していきます。
ホットヨガは更年期の症状に効果が「ある」！
ホットヨガは更年期の症状に効果があり、更年期障害特有の様々な症状の改善を期待することができます。
更年期障害の主な症状には、肩や首のコリ、めまいや頭痛、冷え、精神的な不安や落ち込みなどの症状があり、これらの症状の原因は女性ホルモンの「エストロゲン」の急激な減少によるものになります。
また、エストロゲンには血管の柔軟性を維持する働きもあり、エストロゲンが減少してしまうと血流にも悪影響を及ぼすとも言われています。
そこで上記のような更年期障害での症状にはホットヨガが効果的で、ホットヨガをすると血流が改善され肩や首のコリや冷えなどを改善することができます。
その他にもホットヨガには、新陳代謝を上げてくれる効果があるため健康的な体になり、更年期障害による疲労感や倦怠感なども軽減してくれます。
そのため、更年期による障害を緩和するために40～50代の女性の中にはホットヨガに通う人も多く、血流改善やデトックス効果などで障害を緩和している人が見受けられます。
リラックス効果による自律神経の乱れを改善できる！
もともとヨガにはリラックス効果があるため、ホットヨガの場合にも精神を落ち着かせてくれるヒーリング効果があります。
そのため、更年期の精神的な症状にはホットヨガが効果的で、精神的な乱れや落ち込みなどの改善にも効果が期待できます。
更年期障害で精神的な症状が出てしまう訳は、女性ホルモンのエストロゲンには自律神経を安定させる効果があり、そのエストロゲンが減少してしまうためにうつ状態などと同じ症状が出てしまいます。
そのときにホットヨガをすることによって、エストロゲンの代わりに人間が本来持っているリラックス効果で自律神経を安定させることができて、更年期からくる精神的な様々な症状を改善することができます。
また、ホットヨガでは血流を改善させることができますが、血流の改善も自律神経には効果的でヒーリング効果と血流改善効果の２つの効果によって精神的な更年期障害の症状を改善することができます。
更年期障害からくる肌の劣化を抑えられる！
女性ホルモンには「女性らしさ」を形成する働きがあり、更年期になるとその女性ホルモンが急激に減少してしまうため、肌の美容にも悪い影響などがあります。
その場合にもホットヨガは効果的で、ホットヨガによる美容効果によって更年期障害からくる肌の劣化を抑えることができます。
肌の劣化は排出しきれない不純物の体積が原因の場合が多く、デトックス効果の高いホットヨガを行うことによって不純物である老廃物資を排出させることができます。
また、ホットヨガを行うと自律神経が良くなるため夜になるとスムーズに眠りにつくことができて、全体的な睡眠の質が良くなるためその影響で美容効果にも繋がっていきます。
ホットヨガの効果には更年期の症状の改善の他にも、美容効果やアンチエイジング効果もあるため、40～50代の女性にはオススメのエクササイズとなっています。
更年期対策としてホットヨガに行く際の注意点
更年期の症状の対策としてホットヨガは効果があり、40～50代の女性にはオススメのエクササイズとなりますが、その際にはいくつか注意点があります。
そのため、更年期障害というやや体に負担を持っている女性の場合には、特に水分補給をすることに注意する必要があります。
その他にも、いくつか注意点があるためポイントごとに見ていきましょう
最初は週に1回くらいからスタートする
ホットヨガは意外と体力を消耗するエクササイズの一つになるため、更年期の対策としてホットヨガを行う場合には「週に1回」くらいからスタートすることをオススメします。
最初から週に４～5回といった回数をこなしてしまうと、かえって体に負担が掛かり疲労感だけが残ってしまうためあまり良い効果は期待できません。
また、ホットヨガを行っている最中も決して無理はせずに、自分のペースで行うことが大切になります。
ホットヨガのスタジオでは複数人で受講する形態のところが多く、周りの人についていこうとし過ぎてしまうと体には良くありません。
20代の女性などもホットヨガスタジオ内にはたくさんいますが、やはり若い人には体力的には敵わないため、更年期の症状の対策としてホットヨガを行う場合には、無理をしないということがホットヨガを長く続けることのポイントになります。
特に更年期の症状は４～5年ほどと長く続くことも多く、ホットヨガも長く継続的に行う様にすることが更年期の対策にも効果的になっていきます。
体調が良いときに行くようにする
ホットヨガはデトックス効果の高いエクササイズになり、体力もかなり消耗します。
そのため、更年期の症状が出てしまっている場合には行かないほうがよく、体調が良いときにホットヨガを行う様にしましょう。
あまり気分がすぐれないときや偏頭痛などの症状が出てしまっているときに無理してホットヨガに行っても、それらの症状を緩和できるどころか却って悪化させてしまうことになります。
また、ホットヨガを予約していても体調があまり万全ではない場合には、敢えて無理をしないで休息日にするように調整した方が良いでしょう。
その他にも、ホットヨガを行う直線にはたくさんの食事などは極力避けて、水分を多めに摂取しておくなどの準備も大切になります。
特に40～50代の女性は水分補給をしっかりと行う必要があり、血中濃度が上がり過ぎないように事前に水分を十分に取り、ホットヨガ中もこまめに水分補給と休憩をとるようにして下さい。
自分に合った継続できそうなホットヨガスタジオに行く
ホットヨガのスタジオはそれぞれ特徴があり、やや運動量の多いホットヨガスタジオもあれば自分のペースで行えるホットヨガスタジオなどもあります。
そのため、更年期の対策としてホットヨガを始める場合には、自分のペースで行うことができるホットヨガスタジオの方が良く、自分に合った継続できそうなホットヨガスタジオを選ぶということもポイントになります。
ホットヨガスタジオでは体験コースといった格安で受けられるコースがあり、自分に合ったホットヨガスタジオを見つけるには体験コースをいくつか試してみるというのもオススメの見つけ方です。
いくつかのホットヨガスタジオを体験してみれば、更年期の症状を持っていたとしても長く続けられそうなスタジオを見つけることができます。
また、ホットヨガスタジオによって施設の充実度が大きく異なるため、更衣室やシャワールームなどの施設の清潔度や使いやすさなども、体験コースで比較することができます。
