年齢と共に症状が表れはじめるといわれている更年期障害。
女性の方で更年期の症状に悩まされている方は多くいらっしゃいます。
更年期の症状や辛さは、個人差があるため人によっては日常生活に支障が出てしまう場合もあります。
更年期の症状として代表的な、頭痛やめまいも症状がひどくなることで日常生活に問題が出てしまいます。
更年期になると、なぜ頭痛やめまいが生じるようになってしまうのでしょうか。またこれらの症状を緩和する、効果的な対処方法はあるのでしょうか。
今回の記事では、更年期で生じる頭痛やめまいの症状の原因や対処方法についてご紹介をしていきます。
辛い更年期の症状にお悩みの方やご家族が更年期に悩まされている方は、ぜひ今回の記事の内容を参考にしてみてください。
目次
更年期が引き起こされる原因は?なぜ頭痛やめまいの症状が出るの?
皆さんは、なぜ更年期障害が引き起こされてしまうかご存知でしょうか。
実は更年期が引き起こされる原因と、頭痛やめまいの症状が起きる原因は関係性があるのです。
更年期障害が引き起こされる原因を知ることで、更年期の症状である頭痛やめまいの症状を和らげることができるようになります。
ここでは、まず更年期が引き起こされる原因と頭痛やめまいの症状が出る理由を解説していきますので、参考にしてください。
更年期障害になってしまう原因
女性の方が更年期障害になってしまう原因はなんなのでしょうか。女性の方は通常、卵巣よりエストロゲンとよばれる女性ホルモンの一種を分泌しています。
エストロゲンは女性の体の様々な機能に関係している重要なホルモンとなっています。
女性の方は年齢と共に、だんだんと卵巣の機能が低下してしまうといわれています。
卵巣の機能が低下することで、エストロゲンの分泌量が減少してしまい、ホルモンバランスが乱れてしまう様になります。
エストロゲンは体の様々な機能に関係しているホルモンのため、ホルモンバランスが崩れてしまうと体に様々な症状が出てしまうのです。
更年期とは、卵巣の機能が停止してしまう閉経が起きる前後約5年間の期間を指しています。
更年期障害となる年齢は人により様々なのですが、45歳~55歳の間に更年期になる方が多いです。
更年期障害と頭痛やめまいの関係は?
更年期障害になる原因についてご紹介をしてきました。では、なぜ更年期障害になると頭痛やめまいといった症状が引き起こされるようになるのでしょうか。
実は、頭痛やめまいといった症状が引き起こされる原因もエストロゲンが減少することに関係しているのです。
エストロゲン分泌は、脳にある視床下部が卵巣に対して指示を出すことで分泌されます。卵巣機能が正常な場合は、視床下部が指示を出すことで必要数のエストロゲンが分泌されます。
しかし卵巣機能が低下してしまうと、視床下部がエストロゲンを分泌するように指示をだしても分泌が行われなくなります。
視床下部はエストロゲンが必要数分泌されるまで過剰に指示をだしてしまうため、自律神経に乱れが出てしまいます。
自律神経が乱れてしまうことにより、頭痛やめまいといった症状が引き起こされてしまうようになります。
更年期障害では頭痛やめまい以外にはどのような症状が出るの?
更年期障害になると、頭痛やめまい以外の症状も身体に表れる場合があります。
自律神経が乱れてしまうことにより、不安感や憂うつ状態、のぼせや発汗といった症状が起きる場合があります。
また肩こりや腰痛、食欲不振、吐き気といった一見女性ホルモンと関係ないように思える症状が起きることもあります。
これらの症状は人により辛さが異なり、全く症状が身体に表れない方もいらっしゃいます。
更年期の症状がひどくなり、日常生活に支障が出てしまう様になってしまうと更年期障害と呼ばれるようになります。
頭痛やめまいの症状が出た場合の対処方法は?
ここまでは更年期障害になることで、なぜ頭痛やめまいが引き起こされるのか解説をしてきました。
では頭痛やめまいの症状が出た場合に症状を和らげる対象方法はあるのでしょうか。
ここでは更年期で引き起こされる頭痛やめまいの症状の対処方法をご紹介していきます。
頭痛やめまいの対処方法
まず頭痛の対処方法についてご紹介をしていきます。頭痛は片頭痛と緊張型頭痛の2種類があります。
更年期障害になると、エストロゲンが減少しセロトニンの数も減ることから片頭痛が悪化する可能性が高いといわれています。
片頭痛と緊張型頭痛では対処方法が少し異なります。
片頭痛の場合には、血管が膨張することが原因で痛みを生み出していますので痛む場所を冷やすと頭痛を和らげることができます。
また神経の働きを活発にする効果のあるアルコールやカフェインを飲むと、痛みが増しますのでこれらを含む物は口にしないようにしましょう。
緊張型頭痛の場合は、片頭痛とは逆に血流を良くしてあげる必要があります。
緊張型頭痛は血流が悪くなることで引き起こされる頭痛ですので、軽くウォーキングやストレッチをすることで痛みを改善することが可能です。
片頭痛では体を冷やしますが、緊張型頭痛では体を温めると覚えておきましょう。
めまいが起きた場合には、無理には動かず安静にすることが重要です。静かな場所で横になるなどして、めまいが治まるまで待ちましょう。
めまいはストレスや睡眠不足が原因で引き起こされることもあります。普段からストレスをためないようにする、質のいい睡眠をとるといったことを心がけましょう。
更年期に効果のある成分を摂取して症状を和らげる
先程ご紹介した対処法は痛みが起きた場合に、痛みを和らげる方法となります。
この対処法とは別に日常生活の中で行うことで、更年期の症状を和らげる対処法があります。
それは更年期障害に効果のあるサプリを摂取する方法です。更年期にはエクオールと呼ばれる成分が効果があるといわれています。
エクオールとは大豆に含まれている大豆イソフラボンが腸内細菌の働きにより、生成する成分です。
エクオールはエストロゲンに似た働きをしてくれる成分といわれており、エクオールを生成することで崩れてしまったホルモンバランスを整えることができます。
大豆イソフラボンを摂取すればエクオールを生成できるのですが、実はエクオールを生成できる人は日本人の場合2人に1人といわれています。
そのため、エクオールが生成できない方は更年期の症状が酷くなってしまうといわれています。
エクオールを生成できない方でも、エクオールを体内に取り入れる方法として更年期サプリがあります。
更年期サプリには、エクオールを含んでいるものが販売されておりこちらを毎日摂取することで更年期の症状を改善することができます。
エクオールは1日10mgを目安に摂取することで、更年期の症状を改善してくれるといわれています。
更年期サプリを購入するさいには、エクオールが配合されているか、エクオールが何mg配合されているのかといった点に注目してみるようにしましょう。
[関連記事] エクオールサプリの選び方|効果・副作用・人気サプリの比較
更年期で頭痛やめまいの症状が出た場合には正しく対処しよう!
今回は更年期で引き起こされる、頭痛やめまいの原因、対処法をご紹介してきました。女性の方ですと更年期の症状が身体に表れる可能性は、誰もが持ち合わせています。
万が一自分の体に、更年期による頭痛やめまいの症状が出た場合には正しく対処してあげることで症状を緩和することができます。
今回ご紹介した対処方法を覚えておき、症状が表れた場合には適切に対処できるようにしておきましょう。
また自分の周囲の方が更年期による頭痛やめまいで悩んでいる場合にも、対処方法を教えてあげるといいでしょう。
今回ご紹介したエクオールは、頭痛やめまいだけでなく更年期の様々な症状を改善してくれる成分となっています。
更年期になった際には、エクオールを毎日摂取することで症状を緩和してくれます。
更年期にお悩みの方は、エクオールが配合されているサプリを検討してみるようにしましょう。