多くの女性の方が悩まれている更年期障害。
更年期に突入すると女性の体には様々な症状が表れるようになるといわれています。
急に汗をかいてしまう、気持ちが落ち着かない、イライラしてしまうなど精神的な症状や肉体的な症状が引き起こされます。
なぜ更年期障害になるとコレステロールが増えてしまうのか気になっている方も多くいらっしゃると思います。
今回の記事では、コレステロールが増えてしまう原因やご自分で行うことが出来る対策方法をご紹介していきます。
更年期障害によりコレステロールが増えてしまい、困っている方は今回の記事を最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
更年期障害とコレステロールの関係は?
コレステロールが増えてしまうと血管が詰まってしまう様になり、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞といった病気になってしまう恐れがあります。
コレステロールが増えてしまう原因としては一般的には食生活が乱れている、運動不足であるといった要因を考えられると思います。
ここでは更年期障害とはどの様なものなのか、更年期とコレステロールにはどの様な関係性があるのか詳しく解説していきます。
効果的に対策を行う為にもまずは更年期障害について、コレステロールとの関係性について知識を増やしましょう。
更年期障害とはどの様なものなの?
女性の方は年齢と共に卵巣の機能が低下していき、最終的には閉経を迎えます。
閉経となる時期には個人差があるのですが一般的には50歳を過ぎたあたりで閉経するといわれています。
更年期とは閉経を迎える前の約5年間と閉経後の約5年間、計10年間の期間を指します。
女性は卵巣でエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンを分泌しているのですが閉経が近づくことで分泌量が減り、最終的には分泌されなくなります。
エストロゲンは女性の体のあらゆる機能に関係しているホルモンの為、分泌量が低下する事で体に様々な症状が出てしまうといわれています。
症状がひどく日常生活に支障が出てしまう場合には更年期障害といわれるようになります。
更年期障害とコレステロールはどの様な関係があるの?
更年期ではエストロゲンの分泌量が低下しホルモンバランスが崩れてしまうとご説明しました。
このエストロゲンはコレステロールと関係しているホルモンであるため影響が出てしまいます。女性は男性に比べて高コレステロールになりにくいといわれています。
女性の体内にあるエストロゲンは悪玉コレステロールの数を減少させる働きと善玉コレステロールの生成を促進してくれる働きがあります。
その為エストロゲンがしっかりと分泌されている場合には高コレステロールになりにくかったのです。
しかし、更年期障害になりエストロゲンの数が減少してしまうので悪玉コレステロールが増加してしまい、血液中のコレステロール値が高くなってしまうのです。
結果男性よりコレステロール値の低かった女性ですが、更年期を迎える50代では女性の方が男性よりコレステロール値が高いという状態になってしまうのです。
コレステロール値が高くなるとどの様な危険があるの?
更年期障害とコレステロールの関係についてご紹介してきました。
コレステロール値が増えてしまうと様々な病気になるといわれており、命が危険になってしまうということもあります。
コレステロール値が増える、つまり血液中にコレステロールが多く含まれている状態になると血管内にコレステロールが溜まるようになります。
ここでは、コレステロール値が高くなることで引き起こされてしまう病気について詳しく解説していきます。
病気の種類や症状について知識を増やし、コレステロール値が高くなることが危険であるという事をしっかりと理解していきましょう。
高コレステロールで引き起こされる病気
高コレステロールになる事で血管が狭まるので動脈硬化、高血圧といった病気になるといわれています。動脈硬化が進むことで脳や心臓に影響が出てしまう事もあります。
脳梗塞や心筋梗塞といった命を落とす可能性もある重大な病気になってしまう恐れも有るので注意が必要です。
女性の方は、今までコレステロール値に問題が無かったとしても、更年期になる事で高コレステロールになる可能性が非常に高いです。
食生活等には注意をし、健康診断の結果もよく確認しておく必要があります。
更年期障害によりコレステロールが増えてしまった場合の対策法は?
コレステロール値が増えてしまう事で、命を脅かす病気になる恐れもあるのでコレステロール値を下げるように早急に対策をする必要があります。
食生活はコレステロール値に深く関係しており、近年では欧米のような肉食生活が増えている事により心筋梗塞等が増えてきているともいわれています。
運動不足もコレステロール値が高くなってしまう原因の一つです。
ここではコレステロール値を下げるおすすめの対策方法をご紹介していきます。
対策方法について学び、コレステロール値が上がってきている場合には是非実践して健康な体を手に入れるようにしましょう。
食生活と運動でコレステロール対策
コレステロール対策をする場合にはまず食生活を変えてみましょう。食事内容が肉の脂身、乳製品が多いとコレステロール値が高くなるといわれています。
普段の食事に野菜類や大豆類、海藻類、魚類をバランスよく取り入れるようにしましょう。
また塩辛い物やアルコール類も多い場合にはコレステロール値が高くなってしまいます。普段アルコールを良く飲まれている方は少しお酒を控えるようにしましょう。
空腹感が強くなったからと言って過食にもよく気を付けましょう。
適度の運動もコレステロール値を下げる為には重要です。運動をすることで脂肪の代謝が促進されるのでコレステロール値を下げてくれるといわれています。
ウォーキングでも十分に効果がありますので1日30分程を目標に歩くことから始めてみましょう。
エクオールサプリで対策
更年期の症状を緩和してくれるといわれているエクオール。エクオールはエストロゲンに似た働きをしてくれる成分といわれており、更年期対策で人気の成分になります。
エクオールには悪玉コレステロールを減少させる働きもあるといわれており、コレステロール対策にも使用可能です。
エクオールは、大豆イソフラボンが腸内で代謝されることにより生成される物質です。
しかし、エクオールは生成できる人とできない人がいて、日本人の場合だと生成できる人は二人に一人といわれています。
最近ではエクオールが配合されているサプリがありますのでそちらを使用する事で効果的にエクオールを摂取できます。
★注意★
エクオールサプリは更年期の症状に対して飲むものです。動脈硬化や高血圧、心筋梗塞などのリスクを下げるわけではありませんのでご注意ください。
更年期障害でコレステロールが増えた場合には対策を始めよう
今回は更年期障害でコレステロールが増えてしまう原因と対策方法について解説してきました。
今までの食生活などでコレステロール値に問題が無かったとしても更年期障害になる事で高コレステロールになってしまう恐れがあります。
高コレステロールは、放置していると大きな病気を引き起こしてしまう恐れもあるのでしっかりと対策をしてあげる必要があります。
ちょっとしたことですが、コレステロール値をしっかりと下げてくれる効果があるので、お悩みの方は是非始めてみましょう。
また、エクオールサプリはコレステロールだけでなく更年期の様々な症状にも効果があるといわれています。
更年期障害にお悩みの方はサプリを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。